架空鉄道の作り方 -基本編その1-

架空鉄道を設定する際に必要な設定を列挙してみます。あくまで骨格的なものでここから世界観を肉付けしていって、あたかも本当に実在するような鉄道を作り出せるかもしれません。

○実在都市と架空都市

架空鉄道を作る時、まず鉄道が敷設されるベースの世界を創り上げます。鉄道はそれだけで存在、運営されるものではなく、当然街がありそこからの移動手段として存在しています。より実在感を出す為に箱庭的な街や地方を創造します。これには大雑把に言って実在の都道府県や市町村に路線を設定して架空鉄道を運営するやり方と、街からすべて架空のもので設定して架空鉄道を運営する二つのやり方が存在します。両者とも一長一短があり、それぞれの長所短所を考慮して自分にあったものを選んで運営するのが良いでしょう。

まず実在都市ですが
長所
既に存在する土地と地名を利用するので設定を借用して自分の架空鉄道に取り込む事ができ、細かい設定を考える必要を省いたり軽減することができる。
距離感や都市の規模などを把握していると鉄道の規模を把握しやすく、特に地元の人が実地調査をして作り上げると説得力のある架空鉄道を作る事が出来る。
また多くの人に知られた土地なので閲覧する人にも多くを説明しなくてもわかりやすい世界観を作り上げられる。
架空鉄道の原点でもある地図に線を引く行為を具現化したやり方だといえます。

短所
実在の地名を使用するのはわかりやすいものの、これが架空鉄道だという点をアピールしておかないと逆に
閲覧者に混乱を与えてしまう事になる。
存在しないものを現実の世界に盛り込んだ場合、実在の街は何かしら変化が生じてしまうが、それを上手く盛り込まないとちぐはぐな街になってしまう。
実在地方の実情を知らないでいると実情を知る人に単なる妄想と一蹴されてしまい、せっかく作った路線が説得力の無いものになってしまう可能性がある。
長所の細かい設定を省ける利点が逆効果になってしまう。

次に架空都市ですが
長所
まったくの独自の世界なので自由度が非常に大きく、好きに世界観を弄る事ができる。
実在しないものでもその世界に取り込むことが容易で、現実との整合性を実在都市での架空鉄道よりも考えなくても良い。

短所
自由度の高さは何でもできるということで、あまりに現実世界を考慮せずに政策を進めると荒唐無稽になってしまう可能性もあり、製作者のセンスに架空鉄道が大きく左右される。
鉄道だけでなく街など周辺の設定を細かく判りやすく提示しないと、閲覧者に架空鉄道の魅力が伝わらない。

簡単に記すと以上のものが挙げられます。どちらが初心者向けかというと迷いますが、取っ掛かりとしては実在世界をベースに、それが物足りなくなったら架空世界での世界観構築が良いかもしれません。

○発表媒体

自作した架空鉄道をWeb上で発表する場合、一般的なものとしては会社公式サイト風かファンサイト風なページが考えられます。この場合まず公式サイト風にWebページを作り、そこからリンクする形でファンサイトにも移動できるようにすると良いとおもいます。その理由として公式サイトとしてその鉄道の概要を発表し、ファンサイトでより深く路線や車両、駅や沿線ガイドを載せていくとメリハリが出るかと思います。
またブログも併設してメイキングのページも置くと、架空鉄道という“妄想”に対する考えや主張を記した“現実”を発表できる場として、より深みを持った架空鉄道サイトとして運営できるでしょう。

<続く>