シーデビル電撃作戦

ノベルズ版 1991年11月30日初版発行
文庫版   1995年3月15日初版発行「お−22−10」

海上自衛隊の極秘護衛艦「ゆきかぜ」−シーデビル−が登場する作品です。シーデビルシリーズですがUNICOONシリーズではありません。シーデビルは本来、海上保安庁と合同で国家主権のややこしい尖閣諸島付近での密輸取締まりにあたる任務を持っています。この作品ではその本来の任務が物語となっています。巻を重ねるにつれ本来の任務から外れていくのは「サイレント・コア」や「ブルドッグ」と同じです(笑)
シーデビルは、艦体の表面の配色を変化させる事によって風景に溶け込んだり、別の船に化けたり出来る「カメレオン・システム」という特殊な装備を持っています。

 

南沙諸島作戦(スプラトリーオペレーション)発令 UNICOONシリーズ1

ノベルズ版 1993年3月31日初版発行
文庫版   1997年10月15日初版発行
(文庫版は「南沙諸島作戦
(スプラトリー・オペレーション)発動 UNICOONシリーズ1に改題)
(2014年8月15日に文芸社より
「南シナ海海戦 UNICOONに改題して再文庫化)

UNICOONシリーズの第一弾です。UNICOONとは<国際連合統合指令作戦機構United Nations Command Operation OrgaNization>の頭文字を取ったものです。斗南無湊とメナハム・メイヤが初登場するのもこの作品です。メイヤのモデルは国連のガリ元事務総長だと思うのですが。エジプト人だというのは知っているけど好色かどうかまでは・・・。複数の人物を合わせたかも。個人的にはメイヤというキャラは好きです。後半あまり出なくなるけど。ストーリー的にはアジア覇権戦争の前半と同様に南沙諸島を巡る中国、東南アジア各国の対立がテーマになっています。

 

サラエボ至急報 UNCOONシリーズ2

ノベルズ版 1994年11月30日初版発行文庫版   1999年7月15日初版発行
(文庫版は「バルカン半島発至急報」に改題)

舞台は遠く離れたサラエボとなります。直線距離では西欧よりはよほど近いのだけれど。またチームSHADW(超高々度侵攻作戦機 Super Hi Altitude Deep Strike Wing)が登場しますがこれは、今は亡き季刊雑誌「奇想艦隊」に掲載された短編(単行本未収録)に登場した米軍の特殊部隊です。サラエボ、ユーゴスラビアは今、一応の平静を保っているようです。でも未だに米軍や国連軍が駐屯している事に変わりはありません。
文庫版に「チームSHADOWの短編が載るのでは?」と期待したのですが、載りませんでした。しかも“UNICOONシリーズ”と云う副題も外されています。

海中要塞(シーフォートレス)封殺作戦 UNCOONシリーズ3

ノベルズ版 1996年4月30日初版発行

この作品はチェチェン紛争がテーマとなっています。前作と同様にUNICOONとSHADWの共同作戦です。タイトルにもあるシーフォートレス「オセティア」が登場しますが、この艦自体は戦略原潜とあまり変わらない気がしますが・・・。チェチェンは大規模な攻勢は無いみたいですが、小規模なゲリラ戦は今も行われているのでしょう。結局この二部隊でも最悪の事態を防ぐ事しか出来ません。よその勢力の僅かな介入ではこの程度なのでしょう。

死闘!日本海海戦 UNCOONシリーズ4

ノベルズ版 1996年10月31日初版発行
文庫版   1999年12月5日初版発行

久々に日本付近での活動です。米海軍の新型艦「シーデーモン」がシージャックされ、唯一「シーデーモン」に対抗可能な「シーデビルが迎え撃つ話です。「シーデーモン」ですが、台湾の「ラファイエット」級でもあまり好みのデザインではないなと思っていたのに「シーデーモン」の水上艦と潜水艦の長所を合わせたデザインは正直言って一歩引いてしまいます。現在はまずステルス優先だから。もっとも兵器はデザインから形を決める事はまず無いけれどね。

尖閣に幽霊船の謎を追え UNCOONシリーズ5

ノベルズ版 1997年8月31日初版発行

今回も日本近海での話です。前ほど報道されないけど今も尖閣諸島はピリピリしているから。でも今回、領土問題は話の中心ではなく、尖閣付近の怪現象がテーマです。最近の「ブルドッグ」シリーズみたいだな。ボロボロになり無人で漂流していた台湾のフリゲート艦を巡り近隣各国が疑心暗示にかかり、一触即発の事態となるのですが、目次の第8章の部分を見てオチを推測できたのは私だけ?ちょっと前ならこのような作品は大石作品では異色作だったのに、そうでは無くなってきた気がしませんか。オーパーツも好きだけどね。

文庫版

「原子力空母(カールビンソン)を阻止せよ」

「戦略原潜(レニングラード)浮上せず」上下

「原潜海峡を封鎖せよ」

「核物質(プルトニウム)護衛艦隊出撃す」上下

「第二次太平洋戦争」上下

の各巻は中央公論社の項目を参照してください。

文庫版

「異常犯罪捜査官」
は天山出版の項目を参照してください。